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2012.12.27

【石巻工業野球部を通して震災を振り返る】

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東日本大震災からはや1年9ヶ月以上が経ちますが今だ30万人以上の人が仮設住宅等(知人宅・公営・民間・病院含む)での生活を余儀なくされているようです。東京都にも未だ約9000人もの避難者が住んでいます(復興庁HPより)。

 

昨日放送された「NHKスポーツハイライト2012」の名シーン集では、センバツ高校野球に21世紀枠として出場した石巻工業高校の溌剌としたプレーがとても印象的でした。地元の公会堂でテレビを囲み必死に声援を送る地域の方々の映像も流され、中には涙しながらテレビを見つめる方もいらっしゃいました。勝ち負けに関わらず、彼らが一生懸命白球を追う姿が被災者の方々のみならず全国の沢山の方に感動、勇気を与えたことは間違いありません。

そして何といっても開会式での阿部主将の選手宣誓は思いの詰まった素晴らしいものでした。

被災してグラウンドも野球道具も失い、泥かきから始めた石巻工業の選手だからこそ言える言葉だと思います。下記に選手宣誓の全文を掲載させて頂きます。

 

石巻工業高校主将・阿部翔人選手の選手宣誓

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東日本大震災から1年、日本は復興の真っ最中です。

被災をされた方々のなかには苦しくて心の整理がつかず、
いまも当時のことや亡くなられた方を忘れられず、
悲しみに暮れている方がたくさんいます。

 

人は誰でも答えのない悲しみを受け入れることは苦しくて、つらいことです。
しかし、日本がひとつになり、その苦難を乗り越えることができれば、
その先に必ず大きな幸せが待っていると信じています。

 

だからこそ、日本中に届けます。
感動、勇気、そして、笑顔。
見せましょう、日本の底力、絆を。

われわれ高校球児ができること、それは全力で戦い抜き、最後まであきらめないことです。
今野球ができることに感謝し、全身全霊で正々堂々プレーすることを誓います。
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これはセンバツ大会後に各メディアで取り上げられた話題ではありますが、昨日の放送を観て改めて被災地の現状、被災者の心境について考えさせられました。また、同じ日本人として決して忘れてはならないことだと思いました。

 

今朝から本格始動した第二次安倍政権が重要課題の一つとして掲げている「復興」にも期待しつつ、何不自由なく生活できていることに感謝して今年を締めくくります。